定款を印刷し押印しよう
- 定款の作成でも事前のチェックが失敗を防ぐ
- 間違った場所に押印しても意味はない
パソコンで定款を作成したらそれを印刷します。このとき定款は両面に印刷しても片面印刷でもかまいません。A4サイズで作成する場合は片面印刷で製本するのが一般的といわれていますので特にこだわりがなければA4サイズの用紙、片面印刷でOKです。
(1)定款を印刷する
定款を印刷する用紙ですが特に制限はありません。文具店などで市販されている普通の用紙でも高級OA和紙などを使用してもかまいません。要は印刷して読めればいいのです。
ただし定款は長期保管するものなので長期保管に適した用紙を選んでください。感熱紙などの経年劣化するものは避けるようにしましょう。
(2)初心者が間違えやすいポイント
下記のポイントは特に間違えやすいので注意してください。
- 第○○条という条項がきちんと順序よく並んでいるか。
- フォントや行がきちんと合っているか。
- 印鑑証明書どおりに住所や氏名が記載されているか。
- 1月1日から12月31日を営業年度とした場合誤って翌年の文字をつけてしまってないか。
- 2月決算で2月28日までとしていないか
(3)定款に押印する
定款を印刷したら実印で印鑑を押します。これを押印といいます。
なお捺印を押すように支持してありますが定款が完璧である場合は捺印がなくても大丈夫です。ただし公証役場で訂正が入った場合は捺印がないと訂正できません。そのため捺印は押しておいたほうがよいでしょう。
なお定款をきれいにつくりたい場合は訂正せずにつくり直すこともできます。つまり公証役場でチェックされたら一度戻ってすべて作り直して持っていけばきれいな定款を残すことができます。こういった方法もありますので余裕のある人は試してみましょう。